Okada Hiroshi の blog

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さようなら X (旧Twitter)

僕は、2007年4月からTwitterを利用してきました。頻繁にポストする方ではありませんでしたが、ほぼ毎週何かしらの投稿をし、一日に数回はタイムラインをチェックする習慣がありました。

イーロン・マスク氏によるTwitter買収以降、サービスの質が著しく低下したと感じています。UI/UXの劣化は言うまでもなく、認証バッジを単に料金を支払えば誰でも取得できるようにしたことで、プラットフォームの信頼性が大きく損なわれました。

それでも、有益な情報や知人のポストを見るために利用を続けてきましたが、先日目にしたITメディアの記事が、僕にX(旧Twitter)との決別を決意させました。

イーロン・マスク氏、ハリス副大統領のディープフェイクパロディ動画をXにポスト - ITmedia NEWS

過去にも、MicrosoftGoogle、Metaなどの大企業が社会的に議論を呼ぶ行動を取ることはありました。しかし、それらは営利企業としての判断であり、ある程度理解できる部分もありました。

今回の事態は全く異なります。イーロン・マスク氏のような絶大な影響力を持つオーナーが、AIによって生成されたフェイク情報を拡散することは、自由と民主主義に対する明確な脅威です。彼はパロディーだと主張するかもしれませんが、彼には1.9億人のフォロワーがいます。この動画を見た人々の中で、たとえ1,000人に1人が真実だと信じ、その中のさらに1,000人に1人が過激な行動を取るとしても、社会に重大な危険をもたらす可能性があります。

こうした状況を踏まえ、僕は以下の決断をしました:

  1. 今後、Xへの投稿を完全に停止します。
  2. スマートフォンからXのアプリを削除しました。
  3. ブラウザのブックマークからXのリンクを削除しました。

アカウント自体は一応残しておきますが、これには二つの理由があります:

  • アカウントの乗っ取りや成りすましを防ぐため
  • 将来的に、もし責任ある新しいオーナーの手に渡る可能性に備えるため

長年使い慣れたプラットフォームを離れることには寂しさもあります。しかし、健全な情報環境と民主主義の価値を守ることの方が、個人的な便利さよりも重要だと考えています。