Okada Hiroshi の blog

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効率的市場仮説

効率的市場仮説の証拠としてアクティブファンドの平均がインデックスファンドに手数料だけ負けるという統計結果があると言う人たちがいます。

しかし、市場のプレーヤーがインデックスファンド、アクティブファンド、それ以外の投資家(個人投資家や企業)しかいないのであれば、市場が効率化であろうとなかろうと、アクティブファンド+それ以外の投資家のパフォーマンスは*1インデックスファンドと同じになるに決まっています*2

つまり、最初の統計結果が本当だとすると、これはインデックスファンドとアクティブファンドを比較しているのではなく、アクティブファンドとそれ以外のプレーヤーのパフォーマンスに差がないという事を示しているのにすぎません。

つまり、結果だけ見れば、個人投資家や企業もインデックスファンドやアクティブファンドと同程度のプレーヤーだと言う事になると思います。

問題は、アクティブファンドや個人投資家や企業が賢く投資しないと、駄目な企業に資本が行ってしまい、市場そのもの(つまりインデックス)のパフォーマンスが下がってしまう事にあるとおもいます。

最初の統計結果が真実ならば(=アクティブファンドをやっているプロと呼ばれる人たちが個人投資家や企業よりも賢く投資していないならば)、猛反省してもらえわないといけません。

また、賢く投資すれば*3個人で投資しても、インデックスの平均よりパフォーマンスを上げることが出来ると言うことになります。その上、良い企業に資本を集中することにより、インデックスの上昇を(微々たる物ですが)助け、社会への貢献にもなります。

ですからより良い個人投資家にならなくてはと思います。

*1:手数料を除けば

*2:インデックスファンドが本当にインデックスに連動するならば

*3:個人投資家の中には明らかに不合理な行動をとる人がいるので