Okada Hiroshi の blog

typo が多いです

zeit の now で Basic 認証付きで Web ページをデプロイするサンプルを作成しました。

ZEIT (ツァイト) という会社の Now という Pass があって node.js 等で作った API や静的ファイルを簡単にデプロイできます。

jpn.now.sh

(僕は有料プランにしていますが、無料でもそれなりに使えます。)

まったく何の認証もないページだと、ほぼ何にも考えなくてもデプロイできるのですが、Basic 認証をかけるにはサーバー側のコードを書く必要があり、一手間かかるので express を使ったサンプルを作ってみました。


https://now-node-express-basic-auth-example.hiroshi-okada.now.sh

(Basic 認証の ユーザー名は myid パスワードは mypassword に設定してあります。)

コードは github に置きました。

GitHub - HiroshiOkada/now-node-express-basic-auth-example: @now/node express basic auth example

basic 認証ですので、クリティカルな用途には向きませんが、最低限の認証をつけて web ページで情報を共有するには便利だと思います。(よく行くページの一覧とか)

スマートフォンが故障したので端末保証で交換してもらった

僕は Motorola の Moto G 5 Plus と言ういわゆる格安スマホを2017年の7月に IIJmio から購入して使っていました。

ところが、昨日スピーカーから音が出なくなってしまいました。ヘッドホンを使えば音が聞こえるのですが、とにかくこのままでは使い続けられません。

幸い月額380円を払って端末保証をつけていたので、5000円で交換してくれることになりました。

さらに、Moto G 5 Plus はもう在庫がないということで Moto G 5s Plus と言うちょっとだけ新しい機種になりました。(といっても2017年10月発売の機種ですが) 昨日の午後に申し込んで今日届いたので使えない期間は1日だけでした。

f:id:OkadaHiroshi:20190314220521j:plain

古い機種なので、システムアップデートを何回もしないといけない上に、交換前にはアカウントが必要なアプリを多数インストールしていたので全て元通りにするには明後日ぐらいまでかかりそうです。

骨折

昨日、14時過ぎに階段で滑って骨折してしまいました。

自力で病院に行こうとしましたが、痛くて歩行が困難だったので #7119 で相談して救急車を読んでもらいました。

レントゲンとCTを撮ったあと、痛み止めを処方してもらいました。

f:id:OkadaHiroshi:20190308165200j:plain
外来診療明細

特にギブス等で固定できる部分ではないので、痛み止めの飲み薬と張り薬を使い、サポーターを巻いて安静にしているしかないとの事でした。

完治には一ヶ月くらいかかるので、しばらくは不自由な生活が続きそうです。

はてなダイアリーをインポートしたらカテゴリーがカオスになったので Python と テキストエディタ(Vim) の力を借りて修正しました

はてなダイアリー」が終了するので、インポート機能を使って、過去の記事を「はてなブログ」にインポートしました。

ところが、「はてなダイアリー」と「はてなブログ」でカテゴリーが統一されていなかったため、カテゴリーがカオスになってしまいました。

また、初期には「はてなダイアリー」を日記モードで書いていたため、タイトルが無い記事も多数存在していました。

これらを「はてなブログ」の Web 画面上から変更することは(僕には)苦痛だったので、 一括して変更するために、記事(entry)のタイトルとカテゴリーを読み書きするツールを Python で作成し、 テキストエディタで編集して変更しました。

github.com

まず、get-tc.py というスクリプトでタイトルとカテゴリーを読み出しました。

python get-tc.py --api-key=<APIキー> <ルートエントリーポイント> <出力ファイル名>

APIキーと、ルートエントリーポイントは、はてなブログの設定画面から取得できます。

Screenshot (API_KEY)

ファイルの中身は yaml 形式で、記事(entry)の配列になっており、ひとつの記事は以下の用になっています。

- categories:
  - カテゴリ1
  - カテゴリ2
  entry_id: エントリID
  link: 記事のURL
  published: 最初に書いた日付
  summary: 記事のサマリー
  title: 記事のタイトル

テキストエディタでこのファイルを書き換えました。 なお、タイトルとカテゴリ以外の項目は変更しても反映しないようにしました。

編集が終わったら、以下のコマンドで更新しました。

python update-tc.py --api-key=<APIキー> <ルートエントリーポイント> <入力ファイル名>

なお、エディタは vim をつかって次のような使い捨ての vimscript を作成し読み込んでから編集しました。

nnoremap q#  o- C#<ESC>
nnoremap qB  o- bash<ESC>
nnoremap qC  o- C<ESC>
nnoremap qD  o- Docker<ESC>
nnoremap qJ  o- JavaScript<ESC>
nnoremap qP  o- Python<ESC>
nnoremap qR  o- Ruby<ESC>
nnoremap qS  o- SSL<ESC>
nnoremap qd  o- 読書・マンガ・アニメ・映画<ESC>
nnoremap qi  o- IT<ESC>
nnoremap qk  o- 購入<ESC>
nnoremap ql  o- 生活・健康・旅行<ESC>
nnoremap qm  o- MS Office・Googleドキュメント<ESC>
nnoremap qn  o- ニュース・時代<ESC>
nnoremap qt  o- 投資・経済<ESC>
nnoremap q/  /^- categories<CR>

3万円弱の中国製のWindows PCを購入しました。

普段はデスクトップもノートPCもUbuntuマシンを使っているのですが、たまに Windows マシンが必要になります。

今までは5年ほど前に買った Dell のノートブックを騙しだまし使っていました、性能はそれ程問題ではなかたのですが、ハードウエア的に色々壊れてきたので、 あたらしく Windows PC を購入することにしました。

予算も限られている上、普段US配列のキーボードをつかっているので日本語キーボードは嫌だったので、中国メーカ製のノートPCを購入してみました。

一応、初期不良等が不安だったので、で評判が良さそうな物を検索して Amazon で購入しました。

上記のリンクの価格は 33,991円 ですがタイムセールで5000円引きだったので 3万円以下で買えました。

CPU は Celeron N4100 というショボい中ではマシな方という評価のものです、メモリは 4GB 、ストレージは メーカーのサイト では 64GB eMMC となっていましたが 128GB の SSD です。

色々インストールした後ですが、一応 CrystalDiskMark ストレージの速度を計ってみました、早くはないですがeMMCではなくSSD といえる程度の速度は出ているようです。 f:id:OkadaHiroshi:20190207175705p:plain

起動時に Windows のセットアップ画面から始まる真っ当なタイプです。余計なものも入っていないようです。

f:id:OkadaHiroshi:20190207174514j:plain

なお、キーボードに貼って日本語キーボード化するシールもついていましたが、今回はUS配列のまま使っています。

Office は Office 2019 を使ってみたかったののあって、 ウチダの学割|Microsoft Office学割|内田洋行 で購入しました (僕は放送大学の学生です)。18,144円でした。

Twitter の自動更新ブックマークレット

今日は小ネタを

Twitter の自動更新 ブックマークレット (Bookmarklet) です。ツイッターの Web ページの 「新しいツイート○件を見る」 が表示されていたらクリックして、広告は非表示にします。

  • Twitter のページを開いて読み込みが終わってからブックマークをクリックしてください。
  • スクロールして過去のツイートを見ているときは自動更新しません。
  • ブックマークレットをクリックする毎に自動更新 ON/OFF が切り替わります。
  • 自動読み込み時にはタイトルに🔃が表示されます。
  • 広告は非表示にしているだけで、内部的には読み込んでいます。

同様の機能をもった機能拡張もありますが、機能拡張用よりはブックマークレットのほうが安全性は高いし、起動していないときの負荷も少ないです。

2019-06-11 修正

  • コードを少し修正しました。(リロード中であるのをタイトルに🔃つけることにより表示)
  • コードをこの blog 書くのでは無く CodePen へのリンクとしました。(管理上の理由)

https (ssl) サーバーのサンプル

ローカルネットで開発する時に使用するワイルドカード SSL 証明書の取得方法の記事を書いたので、いくつかの言語で簡単な https サーバープログラムを記述しようと思います。 最近の言語は標準ライブラリや定番のライブラリが充実しているので簡単に https サーバーを書くことができます。

コンテンツ

なお、折角 https サーバーで配信するのですから、加速度センサーを使うサンプルコンテンツにしようと思います。

以下のように Android からアクセスするとスマホを回転させても頭が上でありつづけます。

残念ながら iOSバイスでは動作しません。 PC では API は使えるようですが物理的に加速度センサーがほぼ付いていないので使えません。 Accelerometer | MDN

とりあえず簡単のために index.html に JavaScriptCSS も書いてしまいました。 ( index.htmlpublic という名前のフォルダーに入れました。 )

<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">

<head>

<meta name="viewport" content="width=device-width,initial-scale=1">
<meta charset="UTF-8">
<title>Stick figure</title>

<style>
#stick-figure {
  width: 50%;
  margin: 0 auto;
  transform: rotate(0rad);
  transform-origin: center;
}
#message {
  color: red;
  font-size: 2rem;
}
</style>

</head>

<body>

<svg viewBox="0 0 200 200" id="stick-figure">
  <g stroke="green" fill="none" stroke-width="5">
    <circle cx="100" cy="30" r="20" />
    <line x1="100" y1="50" x2="100" y2="110" />
    <polyline points="80,190 100,110 120,190" />
    <polyline points="40,75 100,65 160,75" />
  </g>
</svg>

<p id="message"></p>

<script>
const main = () => {
  const stickFigure = document.getElementById('stick-figure');
  const message = document.getElementById('message');

  if (!('Accelerometer' in window)) {
    message.innerHTML = 'no Accelerometer';
    return;
  }
  navigator.permissions.query({ name: 'accelerometer' }).then(result => {
    if (result.state !== 'granted') {
      message.innerHTML = result.state;
      return;
    }
    const acc = new Accelerometer({ frequency: 60 });
    acc.addEventListener('reading', e => {
      const { x, y } = acc;
      const rad = -Math.atan2(y, x) + Math.PI / 2.0;
      stickFigure.style.transform = `rotate(${rad}rad)`;
    });
    acc.start();
  });
};

main();
</script>

</body>
</html>

Ruby

標準のモジュールだけで完結したかったので WEBrick を使いました。 WEBrick モジュールだけで完結するので、リファレンス等が分かりやすかったです。 ( この辺は大クラス主義のおかげかもしれません。 ) 証明書と中間認証局は別ファイルにしないといけないようです。

#!/usr/bin/env ruby

require 'webrick'
require 'webrick/https'

port = (ENV['PORT'] || 8443).to_i

puts "port=#{port}"

httpd = WEBrick::HTTPServer.new({
  DocumentRoot: './public',
  BindAddress: '0.0.0.0',
  Port: port,
  Logger: WEBrick::Log.new(nil, level=WEBrick::BasicLog::WARN),
  SSLEnable: true,
  SSLCertificate: OpenSSL::X509::Certificate.new(File.open('./certs/cert.pem').read),
  SSLExtraChainCert: [OpenSSL::X509::Certificate.new(File.open('./certs/chain.pem').read)],
  SSLPrivateKey: OpenSSL::PKey::RSA.new(File.open('./certs/privkey.pem').read)
})

Signal.trap('INT') {
  httpd.shutdown
}

httpd.start()

Python

ssl.wrap_socket というのは Python 3.2 以上では非推奨で Python 3.7 からは禁止だそうです。 まずはじめに ssl context というのを作らなくてはいけないのですが、ドキュメントではクライアント側とサーバー側両方の解説があるので初心者にはわかりにくかったです。 しかもサーバー側を作る時に ssl.create_default_context(ssl.Purpose.CLIENT_AUTH) とするのはチョッとした罠です。

あと、SimpleHTTPRequestHandler がカレントディレクトリからコンテンツを配信すること前提のようなので chdir するという汚いサンプルになってしまいました。

#!/usr/bin/env python3

from http import server
import ssl
import os

if __name__ == '__main__':
    address = ('0.0.0.0', 8443)

    context = ssl.create_default_context(ssl.Purpose.CLIENT_AUTH)
    context.load_cert_chain('certs/fullchain.pem', 'certs/privkey.pem')

    os.chdir('public')
    httpd = server.HTTPServer(address, server.SimpleHTTPRequestHandler)
    httpd.socket = context.wrap_socket(httpd.socket)

    try:
        httpd.serve_forever()
    except KeyboardInterrupt:
        pass

    httpd.server_close()

Node.js

手抜きして express を使ってしましました。そのおかげで少ない行数で済んでいます。

#!/usr/bin/env node

const fs = require('fs')
const express = require('express')
const https = require('https')
const app = express()

const port = Number(process.env.PORT || 8443)

const options = {
  cert: fs.readFileSync('./certs/fullchain.pem'),
  key: fs.readFileSync('./certs/privkey.pem')
}

app.use(express.static('public'))

server = https
  .createServer(options, app)
  .listen(port, () => console.log(`start port=${port}`))

Docker (alpine + lighttpd)

プログラム言語ではありませんが、 Docker (alpine + lighttpd) でもやってみました。 lighttpd では鍵ファイルと証明書ファイルを連結する必要があるので起動時にやっています。

Dockerfile

FROM alpine:3.8

RUN apk --update add lighttpd && rm -rf /var/cache/apk/*

COPY ./public /var/www/localhost/htdocs

RUN cd /etc/lighttpd &&\
    sed -e '/^server.modules = (/a"mod_openssl",' \
        -e '/^# server\.port/aserver.port = 443' \
        -e '/^# ssl.engine/assl.engine = "enable"' \
        -e '/^# ssl.pemfile/assl.pemfile = "/etc/ssl/certs/server.pem"' \
        -e '/^# ssl.pemfile/assl.ca-file = "/etc/ssl/certs/chain.pem"'\
        --in-place \
        lighttpd.conf &&\
        echo -e '#/bin/sh\n'\
                'cat /certs/privkey.pem /certs/cert.pem > /etc/ssl/certs/server.pem\n'\
                'cat /certs/chain.pem >/etc/ssl/certs/chain.pem\n'\
                'chmod 600 /etc/ssl/certs/*.pem\n'\
                'lighttpd -f /etc/lighttpd/lighttpd.conf\n'\
                'sleep 1\n'\
                'tail -f /var/log/lighttpd/error.log -f /var/log/lighttpd/access.log\n' > /start.sh &&\
        chmod +x /start.sh

EXPOSE 443

CMD "/start.sh"

起動

$ docker build . -t <タグ名>
$ docker run --rm -it -p 443:443 -v "$(pwd)/certs:/certs:ro" --name <コンテナ名> <タグ名>

リポジトリ

なお、以上のスクリプトHiroshiOkada/https-example: https 静的サーバーサンプル に置きました。